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執筆者の写真金 用大

年明け早々に

令和6年も始まって早くも21日たちました。

まだまだ年末年始の気分が少し残ってしまう時期ですが、今年は個人的な事情でなおさらスロースタートでした。というのも、年明け早々に手術を受けて入院してきたからです。

 

深刻な話ではまったくありませんが、入院も手術も全身麻酔もすべて初めてでしたので、まわりからは色々と心配されました。ぼく自身は不安よりも好奇心が勝っていて、特に全身麻酔を経験できることはとても魅力的でした。

 

きっかけは耳鼻科に行ったときに、声帯に「のう胞」があると言われたことです。「のう胞」というのは水ぶくれのようなもので、悪性のものではないという説明でした。手術をしないと取ることはできないけれども、取らなくても特段問題はないと言われましたが、取ったら声質が変わるかもしれないということでした。

 

別に気にしているわけではなかったのですが、ぼくの声は少しこもって聞こえるようで、周りに声の通る人がいると、聞こえにくくなる声質でした。でも、これまで耳鼻科でも他のドクターにも、何も言われたことはありませんでした。声質の理由がこれかもしれないということを人生で初めて指摘されたのです。

なんだかうれしかったです。

手術を積極的に薦めるわけでもないドクターに対し、もし声質が変わってイケボになったらどうしようと前向きにしか考えていないぼくは、喜んで手術しますと答え、紹介状を書いてもらうことにしました。

 

いざ手術を受けるとなったのは良いのですが、そのあとが結構面倒でした。手術に適応するかの検査といって色々と受けさせられ、入院の準備としてPCR検査も受けました。

既に手術を受ける前提で諸々の予定を組んでいたので、手術が受けられずやりなおしとなると大変だなと思っていましたが、どうにか大丈夫でした。

 

3泊の入院でしたが、体は健康なので基本的に時間を持て余していました。長い入院の方は辛いだろうなと思いました。特に外に出ることが自由にできないというのは大きなストレスです。手術室に向かうときはテレビで見るような感じでとても楽しかったです。

聞いていたとおり一瞬で落ちてしまい、気づいたときには病室のベッドの上でした。その日はすこししんどかったですが、翌日からは持ち込んだ書面仕事をしていました。

 

今回は重い話にならず、貴重な経験ができてよかったで済んでいるのですが、年齢的にもぼちぼち問題が出てくるころです。ご依頼者様のために力を尽くせるように、まずは自分の身体を気遣ってあげないとならないなと思いました。

 

本年もどうぞよろしくお願いします。

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